解説

【2020新卒研修日記】CISCO語を知ろう!!【2020.10.12】

こんにちは!今回はサバさんがお送りします。

本日は先日の記事で少しだけ触れたCISCO語を記事にしました。

【2020新卒研修日記】CCNAを受験する際の注意点!!【2020.10.7】

CISCO語
CCNAを学習していると
聞くことがあるかもしれない言葉です

今回はそんなCISCO語について解説したいと思います。

CISCO語とは
CCNAの試験の問題などで出てくる
変に日本語に翻訳された用語や単語のことです。

特に印象に残っている
一部のCISCO語を紹介します。

管理ディスタンス値

これはAD値のことです。
ADは略さずに書くと
Administrative Distance(アドミニストレーティブディスタンス)となり
直訳すると管理距離になります

これはよくあるタイプのCISCO語で
中途半端に日本語に翻訳されているものです。

ファーストホップ冗長プロトコル

これはFHRPのことです。
FHRPは略さずに書くと
First Hop Redundancy Protocolとなります
これをグーグル翻訳にかけると
ファーストホップ冗長プロトコルと翻訳されます。
何故かRedundancyだけがしっかり日本語になっている

OSPFのネイバー関係

Down 停止
2Way 双方向
Full  完全など

直訳ではなく意訳になっているタイプもある
普段はDOWNなどで見かけているため
どれが正しいのかが分からなくなる。
普段から動作を理解していれば解くことができる

ワイヤレスセキュリティ分野の
選択肢に出てくるCISCO語

HEXが16進数
OCTが8進数
DECが10進数
と翻訳されて出てくる

普段の学習からHEXの意味を
16進数と認識していれば解くことができる

答えを覚えているだけだと対応できないので
問題を解く際はしっかりと解説などを
読んだほうが良い。

このようにCISCO語であっても
大体のものはしっかりと学習していれば
答えにたどり着けることができる
ので
偶に用語を略すことなく読んでみるのも
良いCISCO語対策になるかもしれません

ただ、少数ですが本当に文脈がおかしくなっている
問題もあるので気を付けてください。

本日の記事は以上になります。
次回の記事もお楽しみに!!!

合わせてお読みください

【2020新卒研修日記】AD値とロンゲストマッチについて!!【2020.10.9】
【2020新卒研修日記】冗長化を知ろう!【2020.9.4】
【2020新卒研修日記】OSPFについて知ろう!【2020.8.28】

【2020新卒研修日記】AD値とロンゲストマッチについて!!【2020.10.9】

今回の記事はがわさん、シンディーさんがお送りいたします!1

今回はダイナミックルーティングプロトコルで使用されるAD値とロンゲストマッチについて説明致します!

そもそもAD値(Administrative Distance Value)とは
ルーティングプロトコルに対する信頼度を
数字化した値の事を指します。
AD値は数字が低ければ低いほど信頼性が高く
逆に数字が高ければ高いほど信頼性が低くなります。

サイト:https://www.infraexpert.com/study/routing.html
引用元:ネットワークエンジニアとして

このAD値は同一の宛先ネットワークに対する経路情報を
複数のルーティングプロトコルで学習している場合
ルータは信頼度が高い、即ちAD値が低いルーティングプロトコルだけを
ルーティングテーブルに登録します。
例としてそれぞれのダイナミックルーティングプロトコルのAD値を示したいと思います。

例)直接接続=0、スタティックルート=1、EIGRP=90、OSPF=110、RIP=120
※上記の値は全て初期設定です。
 管理者側で任意に設定を変更する事ができます。

以上のAD値の数字から、ダイナミックルーティングプロトコルのAD値は
直接接続やスタティックルーティングよりも高い事が分かります。
例えばスタティックルートで設定した場合は
ダイナミックルーティングプロトコルを設定したとしても
障害や故障が発生しない限りそのルートが使用される事はありません。
即ちルーティングテーブルにも登録されません。

このようにAD値はルーティングの最適な経路を選択する際の優先度を決定する値として非常に多く使われています。

更に、AD値と同じくルーティングの最適経路を選択する基準となる
ロンゲストマッチについても説明したいと思います!

ロンゲストマッチとは
パケットを転送する為の複数の宛先ネットワークがルーティングテーブルにある時、宛先ネットワークのアドレスビット(プレフィックス長)が
最も長く一致する
先の経路をパケットの転送先として選択するルールの事です。

サイト:https://www.infraexpert.com/study/routing.html
引用元:ネットワークエンジニアとして

ロンゲストマッチは複数の宛先ルートから最適経路を選択する際に
最も優先度が高い基準方法になります。
その為、基本的にAD値よりも優先度が高く
最適な経路を選択する時は基本的にロンゲストマッチで全て決まると言っても過言ではありません。

ただし、ロンゲストマッチの際に一致する値が同じである場合は
次に優先度が高いAD値が選択基準になります。

これらの話をまとめるとロンゲストマッチは
ネットワークエンジニアにとってとても大切な知識であり
これからの業務においても非常に使用する機会が多い技術です。

余談ですが、Ciscoの本試験では”AD値“のことを”管理ディスタンス値“などと表現されます。
普段学習する際は”AD値”と覚えているので、最初は混乱しますし、本試験では独特な言い回しが多数出てくるので、巷では”Cisco語“などと言われています。

以上がAD値とロンゲストマッチの解説でした!!
それではまた、お次の記事でお会いしましょう!!

【2020新卒研修日記】CCNAを受験する際の注意点!!【2020.10.7】

こんにちは!今回はサバさんとまっさーさんでお送りします。

本日はCCNAを受験する際に気を付けるべきことを記事にしました。

◇支払方法
クレジットカードで受験料を支払うのなら問題ありませんが、
現金で支払う場合はテストセンターが限られるので事前に
テストセンターを検索して確認をしましょう。
24時間前まではキャンセル可能なので、自分の実力を測って
まだ受験するには早いと思ったらキャンセルするのも大事なことだと思います!

◇予約
試験日を決めたのならギリギリではなく早めに会場を予約しましょう!
ギリギリに予約してしまうと取りたい時間に予約が出来ないことがあるので
早めに予約することをお勧めします。

◇持ち物
試験を受ける際に本人確認書類必要になります!!
私が受験した際は2種類の本人確認書類が必要になりました。
私は運転免許証と保険証を提出しました。
試験室に私物を持ち込むことはできないので、できる限り不要なものは
持たずに会場に向かいましょう。
テストセンターにも物を預けることができる鍵付きのロッカーがあるため、
安心して預けることができます!

◇問題について気を付けること
聞いたことがある人も居るかもしれませんが、CCNAの試験では
通称CISCO語と呼ばれる、翻訳がおかしくなっている問題や
単語があります!

例)FHRP ⇒ ファーストホップ冗長プロトコル
  AD値 ⇒ 管理ディスタンス値 

など、中途半端に翻訳されている用語があります。
なのでCCNAを学習する際には、略す前の単語を見ておくと
試験のCISCO語にも対応できると思います。

試験では変わった言い回しで聞いてくる問題があるので、
名前を覚えているだけでは対応できません。
内容をしっかりと理解していることが大事です!

また、Ping-tにはないD&D形式の問題も出てきます。
D&Dというのはドラッグ&ドロップの略で、
選択肢をドラッグして解答欄にドロップする問題です。

大体の場合、二つの解答欄があり、どちらかに当てはまる選択肢を
ドラッグ&ドロップします。
マルチベンダーとCISCO専用で分かれている技術はよくこの形式で
出題されることがあります。
それぞれの特徴を覚えることで対応できると思います!!

また、試験では二問選択で一問しか選んでいないときに次へのボタンを
クリックすると注意が表示される優しい仕様になっています。

本日の記事は以上になります。
次回の記事もお楽しみに!!!

【2020新卒研修日記】IPv6アドレスを知ろう!!【2020.10.6】

今回の記事はがわさん、シンディーさんがお送りいたします!

今回はIPv6についてお伝えしたいと思います。
今まではIPv4の解説ばかりしてきましたが
IPv6はIPv4とどのように違うのか、また開発された背景をお伝えできればと思います。

IPv4とは現在の主流のバージョンであり
今までの解説でもこちらのIPv4を主軸に進めてきました。
IPv4とは、8bitの塊が4セットで1つのアドレスとして機能します。
このIPv4は総数が2の32乗個の約43億個までカバーできます。
なぜ2の32乗かというと
コンピューターの世界は基本的に「1 と 0」で表されています。
0と1で二通りあり、それを先ほど述べた8bit×4塊なので、32乗となります。
整理すると(0と1の2パターン)×(8bit×4塊)となります。
この合計が先ほどお伝えした総数約43億個になります。

しかし、昨今の急速なインターネットの普及、開発により
43億個のアドレスが足りなくなるという状況が発生して来ました。

そこでIPアドレスの枯渇対策として
IPv6という新バージョンのアドレスが規格化されています。
さて、IPv6ですが、IPv4では32bitだった数を128bitにまで拡大しました。
また、表記を16進数で表し
16ビットごとにコロン(:)で区切り8つの塊で整理されています。

例)

fe80:0000:0000:0000:0001:0000:0000:0001

2003:0000:0000:0001:0000:0000:0000:0001
引用元:ping-t
URL:https://ping-t.com/

サイト元:BB Watch
引用元:https://bb.watch.impress.co.jp/cda/oshiete/12035.htmlhttps://

この16進数のおかげで膨大な数のアドレスを割り当てる事が可能となりました。その数は2の128乗で総数は約340澗という量です。
340澗という量は約43億という数のさらに4乗もの膨大な数であり
地球上のチリやホコリにまでIPアドレスを割り当てられる」とされています。
引用元:LIVRA
URL:https://livra.geolocation.co.jp/iplearning/821/
これだけ数があればIPアドレスの数が足りなくなる心配もいりませんね!!
現在ではIPアドレスというとIPv4のことを言いますが
もう数年も経過すれば
変わってくるのではないかと勝手に予想しています。

以上がIPv6の説明でした!!

IPv6アドレスはIPアドレスの枯渇対策になる他
IPv4アドレスと比べて設定が簡単だったり
セキュリティ機能や映像配信にも役立てられたりするなど
これからの私たちの生活に
より一層の豊かさをもたらしてくれるでしょう!!

さて、10月にもなり
やっと過ごしやすい季節になってきました。
朝や夕方は結構涼しくなってきましたので
部屋着などを長袖にした方も増えたのではないでしょうか。
また、「食欲の秋」や「読書の秋」という言葉もあるように
新しい趣味を見つけてみるのもどうでしょうか?
新しいことを始めるにもいい季節ではないでしょうか。

本日の記事は以上になります。
次回の記事もお楽しみに!!!!

【2020新卒研修日記】ルーティングってなに?【2020.9.28】

今回の記事はいわっちさんでお送りします。

突然ですが、記事の中でたびたび出てきているルーティングとは何か
皆さんはご存じですか?
記事を見てくれている方にとってはなんとなくは理解しているぐらいのレベルだと思います。
という事で今回はルーティングについて解説をしたいと思います。

・ルーティングとは

ルーティング(routing)とは、データを目的地まで届けるために経路を決める制御をすることを言います。
(経路制御ともいう)

簡単に言ってしまえば目的地までデータを送るためのナビを作ることを言います。

では、このルーティングはどのような場面で利用されているのでしょうか。

ルーティングは異なるネットワークと通信を行うときに実施されています。
同じネットワークの中では機器同士はお互いを認識出来ますが
そのネットワークの機器にとってルーターの向こう側にある
異なるネットワークは未知の領域になっています。
そのネットワークへの経路を作成するためにルーティングを用いています。

例:PC-AからPC-Bに通信したい

<ルーティングなし>(*1)

[PC-A]——>[SW]——>[RT-A]——>[RT-B]–?–>[PC-B]

PC-AからPC-Bまでの経路が分からないため通信ができない
RT-BはPC-Bまでの経路を知っているがRT-Aは知らないので
RT-Aはデータを送らない。

<ルーティングあり>

[PC-A]——>[SW]——>[RT-A]——>[RT-B]——>[PC-B]

ルーティングによりPC-AからPC-Bまでの経路が分かり通信ができる
(補足:ルーターは異なるネットワークと通信を可能にするための機器です。
しかし、相手の場所が分かっていなければ通信はできない。)

・ルーティングの設定

ルーティングには大きく分けて2種類存在します。
1つは経路一つ一つを手動で設定する
スタティックルーティング(Static=静的)」
もう一つは経路を決められたルールに沿って自動で設定する
ダイナミックルーティング(Dynamic=動的)」
の二通りです。

スタティックルーティングは主に小規模のネットワークで使用されます。
手動で設定する為、少し手間ではありますが意図しない経路が作成されることはありません。

スタティックルーティングで作成した経路をスタティックルートと言います。

設定例

192.168.1.0/24のネットワークから192.168.100.0/24への経路を作成したい
(IPアドレスなどの情報は入力されているものとします)

RT-A(config)#ip route 192.168.100.0 255.255.255.0 Gi0/0

RT-B(config)#ip route 192.168.1.0 255.255.255.0 Gi0/1

簡単にコマンドを解説すると
ip route (スタティックルートの設定をすることを記している)
192.168.100.0 (接続したい相手のネットワークを指定している)
255.255.255.0 (接続したい相手のネットワークの範囲を指定している)
Gi0/0 (相手のネットワークに接続している自身のインターフェース)
となっています。(*2,*3)

ダイナミックルーティングはルーティングプロトコルというルールを基に自動で経路作成を行います。
大規模なネットワークなど手動での設定が難しい環境で用いられます。
ルーティングプロトコルは、RIP、OSPF、EIGRPなどがあるので用途に応じた使い分けが必要です。
ダイナミックルーティングで作成したルートはダイナミックルートと呼ばれます。
また、ネットワークの状態が変化したときに自動的に経路計算をするのも
特徴に一つになります。

なお、ルータが学習した経路はルーティングテーブルという場所に保管され、
一覧として表示できるようになります。
スタティックルートとダイナミックルートの両方を設定した場合はスタティックルートが優先されます。
(設定によっては優先度が前後します)

いかがでしたでしょうか。
簡単にはなりますがルーティングについて説明させていただきました。
これらのルーティング技術は以前記事でも紹介した
OSI参照モデルのネットワーク層(レイヤ3)の技術となります。

見えていない所でルーティングという制御が行われているという部分だけでも覚えていただければ幸いです。
気になった方はページの下部に記載してある記事を読むことでさらに理解していただけるかと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
また次回の記事をお楽しみに!!

*1豆知識
ルーターなど機器の名前を記載する際に簡単に表記するために
ルーター→RT  スイッチ→SW  パソコン→PC  サーバー→SV
のように表記する事が多いです。

*2豆知識
ネットワークの範囲を表している「/24」を
コマンドでは「255.255.255.0」と表しています。
これはサブネットマスクと呼ばれるもので
どの部分までがネットワーク部なのか示しています。
詳しくは【2020新卒研修日記】2進数とサブネットマスクを知ろう!!【2020.9.8】をご覧ください。

*3豆知識
コマンドを入力する際に時間短縮のために省略できる部分は省略しています。
Gi0/0 → GigabitEthernet0/0

参考資料
スタティックルーティングとは – ネットワークエンジニアとして
ダイナミックルーティングとは – 概要

合わせてお読みください

【2020新卒研修日記】CCNAってなに?【2020.7.31】
【2020新卒研修日記】RIPを知ろう!【2020.9.2】
【2020新卒研修日記】OSPFについて知ろう!【2020.8.28】
【2020新卒研修日記】EIGRPを知ろう!【2020.9.1】

【2020新卒研修日記】コマンドを知ろう!!【2020.9.25】

今回の記事はまっさーさん、シンディーさんの2人でお送りします。

今日はネットワーク機器に使用するコマンドの一例を紹介したいと思います!!

ほんの一握りの紹介ですので、興味を持たれたら調べてみてください!!

◆スイッチ

まず、スイッチにコンソールケーブルというスイッチを設定することができる専用のケーブルを差し込みます。パソコンでTera Termというソフトを立ち上げると、パソコンの画面に以下のような表示になります。

Switch>

この状態はユーザーモードと呼ばれて、設定などは何もできない状態です。

この状態から以下の”enable”コマンドを入力します。

Switch>enable

このコマンドを入力すると下記のように表示が変わります。

Switch#

この状態を特権モードと呼びます。

このモードでは機器の現在の設定などを確認できます。

次に”configure terminal”というコマンドを入力すると

機器に対して様々な設定を行うことが出来ます。

Switch#configure terminal

このコマンドを入力すると表示以下のように変わります。

Switch(config)#

この状態になると、スイッチに対してVLANやEther Channelの設定などが行えます。

この状態をグローバルコンフィグレーションモードと呼びます。

ここでSwitchの名称などを変更することができます。

Switchの名称変更は“hostname”コマンドを使用します。このコマンドの後に任意の文字列を入力すると、その文字列がスイッチの名前となります。

Switch(config)# hostname SW

上記の場合だと、”SW”がスイッチの名称となります。

名称が変更されると以下のように反映されます。

SW(config)#

このようにスイッチに設定できるコマンドはたくさんあります。

次はルーターのコマンド紹介です。

ルーターもスイッチと同様にコンソールケーブルをルーターに差し込み、Tera Termというソフトを立ち上げます。ソフト上では以下のような表示になります。

Router>

どこかで見た表示ですね。

そうです、スイッチです。

ルーターもスイッチと同様にユーザーモードや特権モード、グローバルコンフィグレーションモードが存在します。

使用するコマンドは同じですので割愛しますね。

では、グローバルコンフィグレーションモードから、使用頻度の高いコマンドを紹介します。

interface Fast Ethernet”や”interface gigabit Ethernet”などです。

コマンドから分かる通り、インターフェースの設定が可能です。

インターフェースとはLANケーブルが接続されるポートのことですね。

このコマンドを入力すると下記に表示が変わります。

Router(config-if)#

この状態ではインターフェースに” ip address IPアドレス サブネットマスク “を入力するとIPアドレスなどが設定できます。

RT(config-if)# ip address IPアドレス サブネットマスク

このように、スイッチやルーターには数えきれないくらいのコマンドが存在します。

今回紹介したコマンドは”基本のき”となるコマンドですので、非常に使用頻度の高いコマンドとなっています。

しかし、逆にコマンドの入力忘れも多いコマンドでもあります。

以上、スイッチやルーターに使用するコマンドの一部紹介でした!!

【2020新卒研修日記】クラウドってなに?【2020.9.23】

今回の記事はいわっちさん、サバさんの2人でお送りします。

皆さんは「クラウド」と言う言葉に聞き覚えがありますでしょうか。
(※ FFに登場するクラウドのことではないですよ。)

・クラウドとは

クラウドとはユーザーが機器やソフトウェアを持たなくてもインターネットを通じて、
サービスを必要に応じて利用できる機能のことを指します。

簡単に言ってしまえば「個人で所有」するのではなく、
「大きな組織の一部を借りる」というような感じです。

クラウドと言う名称には諸説ありますが
インターネット(雲)の向こう側のサービスを利用していることから
クラウド(cloud=雲)
と呼ばれるようになったともいわれています。

ところで皆さんはiphoneのicloudというサービスを利用したことはありますか?

これもクラウドサービスです。
iphoneで撮った写真やダウンロードした曲などを
icloudのオンラインサービスに保存する事で
iphone自体の容量を使用する事無くデータを保存できるような
サービスになっています。

また、普段使っているGmailなどのWEBメールサービスも
クラウドサービスの一種です。
ユーザーはどこにあるか分からないメールサーバーに
アクセスしてメールサービスを利用しています。

クラウドサービスではない場合
ソフトウェアが必要であり、データを保存したPCのみで利用可能。
規模が大きなものになると物理サーバーを
設置しなくてはならないなどスペースを取ってしまう。

クラウドサービスの場合
インターネットさえ使える環境であれば、
クラウドサービスのアカウントを用いる事で
どこからでもサービスを利用できるようになっている。

クラウドのメリットデメリット

クラウドには様々なメリット・デメリットがあります。
その一部を紹介したいと思います。

メリット1 バックアップの必要がない
パソコンやスマートフォンが壊れた時に備えて
バックアップを作る人も多いと思いますが
オンラインストレージを利用すれば
自動でバックアップ作業を行ってくれます。

メリット2 どこからでもアクセス可能
クラウドサービスは一度アカウントを作ってしまえば
様々な場所・端末からアクセス可能で
インターネットに繋がっていれば利用可能です。

メリット3 容量を気にしなくていい
本体の保存容量とは別にクラウド上に
保存することができるため
保存容量で悩むことがなくなります。

メリット4 インストールや更新作業が不要
インストールや更新作業を
クラウド側で行ってくれるため
更新作業にかかる時間をなくすことができます。

デメリット1 メールなどの内容が分析されている可能性がある
クラウドサービスを利用する際は利用規約をしっかり確認しましょう。
特に無料で利用できるサービスの大半は広告収入で運営されているため
メールの内容などが機械的に収集・分析されている可能性がある。

デメリット2 永久に利用できる保証はない
現在、様々なクラウドサービスがあり
クラウドサービス同士の競争があります
そのため利用者が減少してしまうと
最悪の場合サービスそのものが終了してしまう可能性がある。

このようにメリットとデメリットがあるため
注意して利用しましょう。

いかがでしたでしょうか。
今回はクラウドについて簡単にではありますが
紹介させていただきました。
この記事を読んで少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

以上で今回の記事を終了と致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。

参考資料
クラウドとは?を分かりやすく解説 | GMOクラウド
とはサーチ – 様々な言葉の意味を分かりやすく解説

アイキャッチ画像引用
「クラウド」とは-意外と知らないIT用語の基本

元画像引用元 参考資料
カゴヤのサーバー研究室

【2020新卒研修日記】ネットワーク機器を知ろう!!【2020.9.18】

今回の記事はまっさーさん、シンディーさんの2人でお送りします。

今回はネットワーク機器について簡単にご紹介したいと思います!

まずはハブについてです。

ハブ

ハブは簡単に言うと集線装置です。
ネットワークのケーブルが集うところで使います。
用途としては、ルータのポートがすべて埋まって
しまっている際に、このハブを使うことでネットワーク
パソコンや機器を増やして使うことができます。

ハブの特徴としてポート数がたくさんあることが挙げられます。
なのでLANケーブルをたくさん繋げることができます。
ハブの主なポート数は5ポート、8ポート、12ポート、16ポート
などがあります。

また、ハブはOSI参照モデルでいうところの
レイヤー1(物理層)のデバイスになります。

次はスイッチについてです。(任天堂switchじゃないよ)

スイッチ(スイッチングハブ)

スイッチングハブとも呼んだりします。
スイッチもハブと同様に集線装置の一つなのですが
ハブとは違い、受信したデータの宛先をみて接続
された各機器への転送の可否を判断する機能を内蔵
しています。なので通信回線内に不要なデータが
流れることを防ぎ、ネットワーク全体の性能を向上
させることができます。

また、スイッチはOSI参照モデルでいうところの
レイヤー2(データリンク層)のデバイスになります。

最後にルータについてです。

ルーター

ルータは接続先から受信したデータ(パケット)を解析し、
パケットの宛先IPアドレスから適切な転送経路を選択し、
隣接する機器の中から次に転送すべき相手を決定して
パケットの送信(ルーティング)をします。

インターネットなど大規模なネットワークでは、ルータ間で
このような転送をバケツリレー式に繰り返し、送信元から
宛先へ複数のネットワークを通過してパケットが運ばれて
いきます。

また、ルータはこのような経路制御だけでなく、指定された
ルールに従って接続や中継の許可や拒否を行うパケット
フィルタリング機能
など様々な機能を持っていることが
多いのも特徴です。

ルータはOSI参照モデルでいうところの
レイヤー3(ネットワーク層)のデバイスになります。

以上がネットワーク機器の簡単な紹介でした!

IT用語辞典 e-Words
http://e-words.jp/

パソコン初心者講座
https://www.pc-master.jp/

【2020新卒研修日記】ネットワークは身近なもの【2020.9.16】

今回の記事はいわっちさん、サバさんの2人でお送りします。

突然ですが、ネットワークが何のことを指しているかご存じですか?

大半の方はネットワークというものがあるのは知っているけど
具体的にどういった物なのか分からないといった方が多いかと思います。
そこで今回はネットワークとは何なのかを簡単に説明していきます。

ネットワーク(network)とは

人や物事を網状につなげたシステムのことです。
例えば人間や組織をつなげたものを社会的ネットワーク
人と人が連絡するための網状のものを連絡網など

いろいろなネットワークがありますが今回は
コンピューターネットワークについて
説明をしたいと思います。

コンピューターネットワークは
複数のコンピューターを接続する技術、
または接続されたシステム全体の事をいいます。
コンピューターネットワークは規模によって
大きく分けるとLANWANに分類されます。
LANとWANの詳しい解説は過去の記事をご覧ください。
(【2020新卒研修日記】WANを知ろう!!【2020.9.10】)

・身近なネットワーク

ネットワークと言われても実際に見たり触ったりすることは
できないのでどういった物なのかイメージしづらいかもしれません。

でも実は、ネットワークを利用しているものは
私達の身近にたくさんあります
その一部を紹介したいと思います。

スマホ
SNSを利用して人と交流をしたり
アプリをダウンロードして使用する時に
ネットワークを利用しています

パソコン
インターネットを使ってWEBサイトを見たい時や
オンラインゲームで遊ぶときに
ネットワークを利用しています

交通系ICカード
意外かもしれませんが
自動改札にかざした際に
一瞬ではありますが
ネットワークを利用しています

キャッシュカード
使用する際にカード情報を
口座に確認する時に
ネットワークを利用しています

このように当たり前のように利用しているものでも
実は、知らない部分でネットワークを利用しているのです。

・もし、ネットワークがなかったら

先ほど説明した通り私たちの生活では
ネットワークが深くかかわっています。
では、このネットワークがなくなった場合
生活にどういった影響が起こるでしょうか。

先ほどネットワークを使っているといったもので
例を挙げて見てみましょう。

スマートフォン
今では生活に欠かせないものであるスマートフォンですが
ネットワークがなくなった場合ほとんどのサービスが利用できなくなります。
使用できるのは「カメラ」や「電卓」といった
簡単な機能に限定されてしまいます。

パソコン
こちらもスマートフォンと同様にほとんどのサービスが利用できなくなります。
WEBサイトが閲覧できなかったり、メールなどもできません。
アプリのインストールやアップデートも出来ないので
パソコンに入っているアプリケーションしか利用できません。

交通系ICカード」「クレジットカード
この二つはネットワークを前提に開発されたものなので、
利用することができません。
支払いは現金のみになってしまいます。

他にも、ATMサービスが特定の場所でしか利用できなかったりなど
生活するうえで不便になってしまうような事態が起こり得ます。

・ネットワークは必要なもの

いかがでしょうか。
上記で紹介した事例はネットワークがなくなったことによって
皆さんの身近で起こりうることのをほんの一部だけになります。
ネットワークがなくなってしまうと生活に多大な影響を
及ぼしてしまうのが伝わったと思います。

また、昨今ではIoT(物のインターネット)が活用された商品が
多く発売されており、生活の深いところにまでネットワークが
浸透していっています。

このようにネットワークは今の社会に無くてはならないものになっており、
ガス・電気・水道に次ぐ第四のインフラとしてあって当たり前の、
生活における生命線になってきています。

第四のインフラでもあるネットワークの接続を維持し続ける為に
私達、ネットワークエンジニアが仕事をしています。

いかがでしたでしょうか。
今回はネットワークについて簡単にではありますが
紹介させていただきました。
この記事を読んで私たちの仕事に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

以上で今回の記事を終了と致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。

関連ページ
【2020新卒研修日記】WANを知ろう!!【2020.9.10】
【2020新卒研修日記】そもそもネットワークエンジニアって何ぞや?【2020.9.14】
【2020新卒研修日記】CCNAってなに?【2020.7.31】

アイキャッチ画像引用元
ネットワークとは – IT用語辞典 e-Words

【2020新卒研修日記】プライベートIPアドレスを知ろう!!【2020.9.15】

今回の記事はまっさーさん、シンディーさんの2人でお送りします。

皆さん、今まで何度かIPアドレスの話題が出てきました。

“192.168.1.1”とかの数字のことですね!!思い出しましたか?

さてこのIPアドレスですが”クラス”という概念が存在します。

クラスは規模によってA~Eまであります。

その中で企業や家庭内などのLANのみの使用に限定されたプライベートアドレスと言われるアドレスが存在します。

また、プライベートIPアドレスはネットワーク管理者が自由に割り当てる事ができます。
つまりネットワークが異なれば重複して割り振ることも可能です。

以下の範囲がプライベートIPアドレスとなります。

しかし、グローバルIPアドレスは世界中で一意(オンリーワン)でないといけません。
つまり重複はしてはならないということです。

なぜ、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスという2種類があるかというと、ネットワークに接続される機器の増加によるIPアドレスの枯渇対策の為です!!

皆さんのお持ちのスマートフォンやパソコンなどのIPアドレスも恐らく“192.168.x.y”という数字になっているのではないでしょうか?

以上がプライベートアドレスの簡単な説明でした!

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

さらに今回はプライベートIPアドレスについて問題を出題したいと思います!!

答えは下の方に書いてありますので後で確認してみてください!!

下記のうち、プライベートアドレスの範囲を表しているものはどれでしょう?
(3つ選択)

① 0.0.0.0〜255.255.255.255

② 10.0.0.0〜10.255.255.255

③ 172.16.0.0〜172.16.255.255

④ 172.16.0.0〜172.31.255.255

⑤ 224.0.0.0〜239.255.255.255

⑥ 127.0.0.0〜127.255.255.255

⑦ 192.168.0.0〜192.168.255.255

出題元:ping-t

URL:https://ping-t.com/













答えはでした!!

正解できましたか?

以上、プライベートIPアドレスを知ろうでした!!