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便利なコマンド集
よく使われるコマンドをよく理解することで、CCNAの勉強もはかどります。
ここでは、知っておきたいコマンドを特に厳選して解説しています。
※コマンドをクリックするとその詳しい情報が表示されます。
show ip route
特定のIPアドレス、ネットワークマスク、またはプロトコルのルート情報を表示するには、EXEC モードでshow ip routeコマンドを使用します。
show ip route |
出力修飾子変数
begin
一致するパターン。最大80文字まで英数字を指定できます。
count
インターフェイスの行数をカウントします。単語countの後に数字を追加します。
end
一致する行で終了します。最大80文字までの英数字を指定できます。
ip address
イーサネットインターフェイスに対し、IP アドレスとネットマスクを設定するには、インターフェイスコンフィギュレーションモードでip addressコマンドを使用します。IP アドレスを削除するか、IP プロセシングをディセーブルにするには、このコマンドのno形式を使用します。
ip addressip-address netmask
(注) 複数のインターフェイスで、同じ IP アドレスを設定できます。この設定により、2 つのインターフェイス間の切り替えに必要なコンフィギュレーション手順を制限できます。
ip-address
IPv4 バージョンの IP アドレス。
netmask
関連付けられた IP サブネットのマスク。
イネーブル
インターフェイス コンフィギュレーション(config-GigabitEthernet)
正確にアドレスとネットマスクを 1 つずつ指定する必要があります。指定しない場合、エラーが発生します。
【例】
acs/admin(config)#interface GigabitEthernet 1
acs/admin(config-GigabitEthernet)#ip address 209.165.200.227 255.255.255.224
IP Address was modified.
hostname
システムのホスト名を設定するには、コンフィギュレーション モードでhostnameコマンドを使用します。システムからホスト名を削除するには、このコマンドのno形式を使用します。これでシステムのホスト名が localhost にリセットされます。
hostnameword
word
ホストの名前。2 ~ 64 文字の英数字と下線(_)で指定します。ホスト名はスペース以外の文字で始める必要があります。
デフォルトの動作や値はありません。
コンフィギュレーション
シングル インスタンス タイプのコマンドであるhostnameは、システムの設定時に一度だけ実行します。ホスト名には 1 つの引数を含める必要があります。引数がない場合、エラーが発生します。
【例】
acs/admin(config)#hostname myserver-1
show interfaces
すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスの管理ステータスおよび動作ステータスを表示するには、show interfaces特権EXECコマンドを使用します。
show interfaces [ interface-id | vlan vlan-id ] [ accounting | capabilities [ module number ] | counters |description | etherchannel | flowcontrol | pruning | stats | status [ err-disabled ] | switchport [ backup |module number ] | transceiver | properties | detail [ module number ] | trunk ]
nterface-id
(任意)有効なインターフェイスは、物理ポート(タイプ、スタック メンバー、モジュール、およびポート番号を含む)やポート チャネルなどです。ポートチャネル範囲は1~6です。
vlan vlan-id
(任意)VLAN IDです。指定できる範囲は1~4094です。
accounting
(任意)インターフェイスのアカウント情報(アクティブ プロトコル、入出力のパケット、オクテットを含む)を表示します。
(注)ソフトウェアで処理されたパケットのみが表示されます。ハードウェアでスイッチングされるパケットは表示されません。
capabilities
(任意)すべてのインターフェイスまたは指定のインターフェイスの性能(機能、インターフェイス上で設定可能なオプションを含む)を表示します。このオプションはコマンドラインのヘルプに表示されますが、VLAN ID に使用できません。
modulenumber
(任意)指定したスタック メンバーまたはスイッチのすべてのインターフェイスのcapabilities、switchportコンフィギュレーション、またはtransceiver特性(前に指定されたキーワードによる)を表示します。指定できる範囲は 1 ~ 4です。このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力するときは利用できません。
(注) スタックは、LAN Base イメージを実行している Catalyst 2960-S スイッチのみでサポートされています。その他のすべての Catalyst 2960 スイッチでは、有効なモジュール番号は 1 のみです。
counters
(任意)show interfaces countersコマンドを参照してください。
description
(任意)特定のインターフェイスに設定された管理ステータスおよび説明を表示します。
etherchannel
(任意)インターフェイスEtherChannel 情報を表示します。
flowcontrol
(任意)インターフェイスのフロー制御情報を表示します。
pruning
(任意)インターフェイス トランク VTPプルーニング情報を表示します。
stats
(任意)インターフェイスのスイッチング パスによる入出力パケットを表示します。
status
(任意)インターフェイスのステータスを表示します。Type フィールドのunsupportedのステータスは、他社製の Small Form-Factor Pluggable(SFP; 着脱可能小型フォーム ファクタ)モジュールがモジュール スロットに装着されていることを示しています。
err-disabled
(任意)errdisable ステートのインターフェイスを表示します。
switchport
(任意)ポート ブロッキング、ポート保護設定など、スイッチング ポートの管理ステータスおよび動作ステータスを表示します。
backup
(任意)スイッチ スタック上の指定したインターフェイスまたはすべてのインターフェイスのFlex Link バックアップ インターフェイス コンフィギュレーションおよびステータスを表示します。
transceiver [detail |properties ]
(任意)低密度波長分割多重(CWDM)または高密度波長分割多重(DWDM)SFP モジュール インターフェイスの物理プロパティを表示します。キーワードの意味は次のとおりです。
detail : (任意)高低の番号、アラーム情報を含む較正プロパティを表示します。
properties :( 任意)インターフェイスの速度とデュプレックスの設定を表示します。
trunk
インターフェイス トランク情報を表示します。インターフェイスを指定しない場合は、アクティブなトランキング ポートの情報のみが表示されます。
show access-lists
スイッチに設定された Access Control List(ACL; アクセス制御リスト)を表示するには、show access-listsイネーブル EXEC コマンドを使用します。
show access-lists[name | number | ;hardware counters | ipc ] [ | { begin | exclude | include } expression ]
name
(任意)ACL の名前です。
number
(任意)ACL の番号です。指定できる範囲は 1 ~ 2699 です。
hardware counters
(任意)切り替えられ、ルーティングされたパケットのグローバル ハードウェア ACL 統計情報を表示します。
ipc
(任意)Interprocess Communication(IPC)プロトコル アクセス リスト コンフィギュレーションのダウンロード情報を表示します。
| begin
(任意)expressionと一致する行から表示を開始します。
| exclude
(任意)expressionと一致する行を表示から除外します。
| include
(任意)指定されたexpressionと一致する行を表示に含めます。
expression
参照ポイントとして使用する出力内の式です。
show version
ハードウェアおよびファームウェアのバージョン情報を表示するには、show versionユーザ EXEC コマンドを使用します。
show version[|{begin|exclude|include}expression]
| begin
(任意)expressionと一致する行から表示を開始します。
| exclude
(任意)expressionと一致する行を表示から除外します。
| include
(任意)指定されたexpressionと一致する行を表示に含めます。
expression
(任意)Interprocess Communication(IPC)プロトコル アクセス リスト コンフィギュレーションのダウンロード情報を表示します。
| begin
(任意)expressionと一致する行から表示を開始します。
| exclude
(任意)expressionと一致する行を表示から除外します。
| include
(任意)指定されたexpressionと一致する行を表示に含めます。
expression
参照ポイントとして使用する出力内の式です。
ユーザ EXEC
[shutdown] [no shutdown]
インターフェイスをイネーブルにするには、shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。ディセーブルであるインターフェイスを再起動する場合は、このコマンドのno形式を使用します。
shutdown
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
ポートはイネーブルです(シャットダウンしません)。
インターフェイス コンフィギュレーション
[ip access-group] [no ip access-group]
レイヤ 2 インターフェイスへのアクセスを制御するには、ip access-groupインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。インターフェイスからすべてまたは指定のアクセス グループを削除する場合は、このコマンドのno形式を使用します。
ip access-goroup [access-list-number] [name]
access-list-number
IP Access Control List(ACL;アクセス制御リスト)の番号です。指定できる範囲は、1 ~ 199 または 1300 ~ 2699 です。
name
ip access-list グローバル コンフィギュレーション コマンドで指定された IP ACL 名です。
in
入力パケットに対するフィルタリングを指定します。
アクセス リストは、インターフェイスには適用されません。
インターフェイス コンフィギュレーション
[ip ssh] [no ip ssh]
スイッチが Secure Shell(SSH; セキュア シェル)バージョン 1 または SSH バージョン 2 を実行するように設定するには、ip sshグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。このコマンドは、スイッチが暗号化ソフトウェア イメージを実行している場合にのみ使用可能です。デフォルト設定に戻すには、このコマンドのno形式を使用します。
ip ssh [1|2]
1
(任意)スイッチが SSH version 1(SSHv1; SSH バージョン 1)を実行するように設定します。
2
(任意)スイッチが SSH version 2(SSHv2; SSH バージョン 2)を実行するように設定します。
デフォルトのバージョンは、SSH クライアントによってサポートされる最新の SSH バージョンです。
グローバル コンフィギュレーション