2025年 5月 の投稿一覧

社会人としての“土台”を築く                                     ──価値観が変わった研修体験──

こんにちは。
今回は、私が参加した外部研修についてご紹介したいと思います。
この研修は、普段の技術研修とは異なり、「社会人としての在り方」や「対人関係の築き方」など、働くうえで土台となる考え方や姿勢を学ぶものでした。

非言語コミュニケーションの力に気づいた

研修の冒頭では、「グランドルールの把握」が取り上げられました。
・笑顔で返事をする
・頷く・傾聴する
・否定しない・リアクションを取る
といった行動はすべて“非言語コミュニケーション”に分類されるもので、
実は言葉と同じくらい、あるいはそれ以上に人間関係において大きな役割を持つことを学びました。

実践を交えた講義を通じて、相手の話をしっかり聞き、リアクションを意識的に
返すことが信頼関係構築の第一歩であると実感。
自分の普段の態度を振り返る機会にもなり、「聞いている“つもり”になっていた
かもしれない」と反省する点も多くありました。

社会人の現実「相対評価の世界」を受け入れる

また、「社会は相対評価である」という講師の言葉には大きなインパクトが
ありました。
努力は主観であり、評価は他者によって決まる――。
研修中の今はあまり比較される機会がありませんが、現場に出れば必ず評価される
立場になります
そのためには、**“やっているつもり”ではなく、“成果として見える行動”**が
求められる。社会人としての覚悟を強く意識するきっかけになりました。

世代を超えるコミュニケーション──“攻略”という視点

研修では「世代の違い」についても学びました。
私たちZ世代の感覚や常識が必ずしも通じるとは限らない社会において、
X世代・Y世代との接し方を“攻略対象”として捉えるという考え方は、
とても新鮮でした。

価値観の違いを否定するのではなく、受け入れ、適応し、理解する。
それによって、コミュニケーションの柔軟性が高まり、どんな世代とも良好な関係を
築いていけるという前向きな姿勢が生まれました。

プレゼンは“全員に伝わらなくていい”という価値観の転換

これまでの私は、プレゼンにおいて「全員に伝えなければいけない」と
思い込んでいました。
しかし、研修中に講師が言った「伝わるのは10%でも良い」という言葉に
ハッとさせられました。
全員に同じように響く必要はなく、届いた人に深く届けばそれで良い
この考え方は、今後の発信活動にも活かせる大きな気づきでした。

Will・Can・Must──自分の行動を意味づけする

特に印象深かったのが、「成長のメカニズムとWill・Can・Must」の
フレームワークです。

  • Will(やりたいこと)
  • Can(できること)
  • Must(やるべきこと)

今、私が取り組んでいるCCNAの勉強も、ただの義務ではなく、将来やりたいこと(Will)を実現するために必要な行動であると捉えることで、モチベーションが一段と高まりました。
“今の行動に意味を持たせる”ことの大切さを、この研修で初めて深く理解しました。

利益を生むプロ集団の一員として

「会社は利益追求集団である」という現実も、学生時代にはなかった視点です。
研修の一つひとつが“投資”であり、それに対する“リターン”が求められる。
その意識を持って日常の行動に責任を持つことこそが、
プロフェッショナルとしての第一歩であると気づきました。

これから取り組むアクション

今回の学びをもとに、今後は次のような行動を実践していきます。

  • 「質の高い発信」を意識した行動を取ること
    ただ発言するだけでなく、相手に伝わるように内容・タイミング・配慮を
    意識した発信を心がけます。
  • 他者目線での言動を意識すること
    自分本位ではなく、「どうすれば相手に良い影響を与えられるか?」を
    常に問い続けていきます。
  • CCNA取得というMustの行動に集中すること
    WillとCanをつなぐ橋として、今やるべきことに本気で取り組みます。

まとめ

今回の研修を通じて、私は「社会人としての土台」となる考え方や行動姿勢を
深く学ぶことができました。
非言語コミュニケーションの重要性、相対評価の現実、世代間の価値観の違い、
そして自己成長のロジック──
これらは、今後社会人として歩んでいくうえで必ず役立つ視点です。
また、ただ知識を得るだけでなく、「なぜそれが必要なのか」「それをどう活かすのか」までを
考える機会となったことで、これからの自分の行動にも一貫性と目的が生まれました。
一つひとつの気づきを日々の仕事や対人関係の中で実践に移し、自分自身の成長と
チーム・会社への貢献につなげていきたいと思います。
そして、今後も変化を前向きに受け入れながら、自ら発信し、行動する社会人で
あり続けたいと感じています。

新卒研修を超えて本社訪問へ ~営業部で得た学び~

こんにちは!

ゴール・D・編集者です。

研修中の私たちが本社を訪問する機会をいただきました。緊張しつつも、営業部の方々と直接お話しできる貴重な時間を通して、仕事への姿勢や業務の具体的な内容についてたくさんのことを学びました。このブログでは、そのときの感想や学びをお伝えします。

営業部の仕事ってこんな感じ
営業部の方々が日々どんな仕事をしているのかを教えていただきました。聞いてみると、本当に幅広い内容でした!例えばこんな仕事をされているそうです。

  • お客様対応:新規のお客様を開拓したり、既存のお客様との関係を深めたりすること。
  • 案件確認:契約条件を調整して、最適な提案をすること。
  • 技術者の提案:必要なスキルを持った人材を選び、面談の準備をすること。
  • 現場のサポート:配属された技術者やお客様のフォローをすること。
  • クレーム対応と予防:トラブルが起きないように研修を企画すること。

こういった仕事を通して、お客様が安心してサービスを受けられるように工夫されていることが分かりました。

質問タイム!気になる営業部のリアル

営業部の方々にいろいろな質問をさせていただきました。特に印象に残ったお話をまとめました。

営業職を選んだきっかけ

「お客様の窓口として働けることに魅力を感じた」「会社の数字を動かす仕事が面白そうだと思った」という声を聞きました。技術職からの挑戦で、人と関わる難しさを楽しみたいというお話もあり、とても刺激的でした。

新人時代に大切にしていたこと

営業部の皆さんが新人時代に気をつけていたこととして、こんなアドバイスをいただきました:

  • 元気でいること:挨拶やエネルギーのある対応が大切。
  • ツールを使いこなすこと:特にエクセルなどは必須スキル!
  • 礼儀を忘れないこと:先輩や周りへの感謝や敬意を示す態度が重要。
  • コミュニケーションを頑張ること:聞く力も話す力も大事だそうです。

緊張しているときのコツ

緊張している場面では「自分の得意な話題に持ち込むこと」「話す内容を事前に準備しておくと安心できる」と教えていただきました。

今後に活かしたい新人へのアドバイス

営業部の皆さんが教えてくれた新人時代の心得は、今後の私たちにとってすごく参考になりそうです。特に印象に残ったのは以下のポイントです。

  • 礼儀を大切にすること。
  • ポジティブに物事を捉える姿勢。
  • 相手の求めていることを理解するスキルを磨くこと。
  • 楽しむ気持ちと学び続ける意欲を持つこと。

本社訪問を振り返って

今回の本社訪問では、営業部の仕事の魅力や社会人としての姿勢についてたくさんのことを学ぶことができました。営業部の方々が見せてくださったプロフェッショナルな姿勢に触れ、私たちも社会人として一歩一歩成長していきたいと思いました。この経験を大切にして、これから新しい道を切り拓いていきます!

伝えるという行為に“想い”を乗せる
――感情表現研修で得た新たな気づき――

こんにちは。新卒編集者のKです。
先日参加した社内研修「感情表現研修」についてご紹介します。

エンジニアというと、黙々とコードを書いたり、静かに画面と向き合っている姿を思い浮かべる方も
多いかもしれません。しかし、実際の業務においては、
チームとの連携や顧客との対話、仕様のすり
合わせや報告・提案など、“伝える力”が求められる場面が
数多く存在します。

そんな中で実施された今回の研修は、「声を使って想いを届ける」という普段あまり意識することの
ないテーマに正面から向き合う、大変貴重な機会となりました。


■ 「話す」という行為の再発見

研修のスタートは、「腹式呼吸」と「共鳴」のトレーニングから始まりました。
まず驚いたのは、自分が日常的にどれほど浅い呼吸をしていたかということ。胸で吸う浅い呼吸で
はなく、お腹を使って深くゆったりと呼吸をする「腹式呼吸」に切り替えることで、声が安定し、
響き方にも違いが出てきます。

さらに学んだのは、「下鼻甲介・中鼻甲介・上鼻甲介」という鼻の中の構造を意識して声を共鳴させる
方法。声を鼻腔に響かせることで、言葉がよりクリアに、力強く、そして“届く声”へと変わっていく
のです。

普段何気なく出している声に、これほどまでに身体的な工夫と技術が必要だったのかと、衝撃を
受けました。


■ 実践で試される、感情の表現力

基礎トレーニングの後は、いよいよロールプレイ形式の実践編。
今回のシナリオは、「居酒屋での口論」。2人1組で演じるこのロールプレイでは、冒頭の一言程度の
台本があるだけで、あとはアドリブで進行していきます。

シーンの設定はこうです:

「居酒屋で話していた2人が言い合いになり、やがて一方が代金を払わずに帰ってしまう――」

たったこれだけの設定から始まり、感情の起伏、相手の反応への即興対応、自分の言葉の選び方や声の出し方をすべて自分でコントロールしていかなければなりません。

初めての体験で最初は戸惑いがありましたが、呼吸や共鳴の感覚を思い出しながら演じるうちに、少しずつ感情が声に乗り、表現が生きてくる感覚を得ることができました。特に「怒り」「苛立ち」「困惑」など、普段は抑えてしまいがちな感情を“あえて表現する”という経験は非常に刺激的でした。


■ 想いを“伝える”から“届ける”へ

ロールプレイは2回行われ、1回目と2回目では自分の演技に明確な違いがありました。

1回目はどこかセリフが浮いてしまい、感情が表に出きらず、「怒っているつもりなのに、怒っている
ように聞こえない」といった感覚が残りました。

しかし2回目は、講師のアドバイスを受けて、自分の過去の体験や誰かの話を少しアレンジしてセリフに組み込み、「実感」を込めることに挑戦。結果として、声のトーンや間の取り方、表情にまで自然な感情が乗るようになり、聞いていた人たちからも「リアルだった」「自然に見えた」とフィードバックをもらうことができました。

この体験を通して、「ただ伝える」のではなく、「届ける」ためには、自分自身がまず“本気で感じる”
ことの重要性を学びました。


■ 自分自身の“声”と向き合う時間

今回の研修で、私は自分がいかに感情を抑えがちだったかに気づきました。
決して無感情というわけではありませんが、「わざわざ口に出さなくても伝わるだろう」「黙っていれば角が立たない」といった思考が、結果として“届かない声”を生んでいたのかもしれません。

しかし、感情を言葉にし、声にして表現することは、相手にとっても安心感や信頼を感じてもらう
きっかけになるのだと学びました。


■ エンジニアにも必要な「話し方」というスキル

今回の学びは、エンジニアという職種にこそ必要なスキルであると感じています。

私たちは日々、専門用語や抽象的な技術概念を扱う中で、相手がエンジニアであってもなくても、
「わかりやすく」「誤解のない形で」「自分の考えを的確に」伝える力が求められます。

会話が少ないイメージのある職種だからこそ、ひとつひとつの発言や提案が、相手の信頼や理解を
築く鍵となります。
だからこそ、声に気持ちを乗せる力、誠実に伝える姿勢は、間違いなく実務でも活きてくると確信しています。


■ 習慣化することで、“話し方”を味方に

研修で学んだ内容を、私はさっそく日常の中に取り入れ始めています。
例えば、お風呂の中や移動中など、人と話さない時間を活用して、「腹式呼吸+共鳴」を意識した母音の発声練習を行っています。

「あ・い・う・え・お」をしっかり響かせるだけでも、声の質が変わり、自分の感情が乗りやすくなるのを実感しています。

日々の積み重ねがやがて“自然にできる技術”になる。そう信じて、引き続きトレーニングを続けて
いきたいと思います。


■ おわりに:声は、想いを届ける最初の一歩

この研修は、単なる「話し方講座」ではありませんでした。
自分自身の内面を見つめ直し、相手との関わり方を考え直す――そんなきっかけを与えてくれる貴重な機会だったと思います。

“想い”を声に乗せることは、何よりも自分が本気で伝えたいという意思を持つことから始まります。
そしてその姿勢が、相手に安心感や信頼感を与え、良い関係性を築く第一歩になるのです。

今後の実務やチーム活動、そして人生のあらゆる対話の場面で、この学びを活かしていけるよう努めてまいります。